再探!そして発信へ~魅力あふれる五箇山~「獅子舞調べ~見えてきたこと」

6年生は総合的な学習の時間に、五箇山のよさと地域の課題を考える学習に取り組んでいます。子供たちは4月から家族や自分の地区の方、獅子舞を見るために帰省した親戚の方等に、獅子舞についての思いを取材しました。
取材結果を持ち寄って話し合った結果、獅子舞は地域のにぎわいとなっていて集落の人々のつながりを深めていることが分かりました。教師からの「もし、獅子舞がなくなったらどう思いますか。」という質問に対して、子供たちは「地域が寂しくなる。」「楽しみがなくなる」と考えています。「獅子舞を続けていく上で困っていること」の話合いの中では、獅子舞の準備や片付けをするときに若い人の数がたりないことや獅子取りをする子供がいなくなりそうな地区があることや獅子取りがいない地区は市外にすむ親戚の子供に練習から来てもらって獅子舞を維持している例があることも分かりました。
このように、子供たちは地区の獅子舞を調べることを通して、五箇山は自分の地区の伝統を伝えて地域のつながりを大切にしている地域であることを実感できました。それととともに、若者と子供の人口が少ないこと、高齢化進んでいることが、今の五箇山の課題であることも再認識できました。