昔の人々の生活の工夫を調べるために2学期は五箇山和紙の作り方を学習しています。まず、DVDで作業のあらましを学習しました。すると、子供たちは「本物の和紙や原料や道具を見たい。」「作っている人に工夫を聞きたい。」等の思いをもちました。
そこで、10月10日に東中江和紙生産組合の見学を行いました。子供たちは宮本さんから百年前に作った和紙を見せていただき、五箇山和紙は保存状態がよければ千年もつということを聞いて驚いていました。次に、和紙を作る工程を見学し、和紙をすくまでの間にもたくさんの手間や時間がかかることを知りました。また、働いている方が、ちりとり・紙すき・乾燥の作業を丁寧にして和紙の中に余計なごみや空気が入らないようにたえず確認していらっしゃる姿を見て、子供たちは、「すごく細かいところまで注意しているんだ。」と感心していました。また、五箇山で育てた楮・楮のじくを焼いた灰を使っていることや乾燥に失敗した和紙は水に溶かしてもう一度すくことも知りました。