予想したことを実験で確かめる力を伸ばす(4年理科「ものの体積と温度」)

学習課題「金属は空気や水と同じように温めるとふくらんで、冷やすとちぢむだろうか。」と教師から投げかけました。
子供たちの予想は、

「空気や水と同じようにふくらんだり縮んだりする。」 8名
「金属は温度を変えても体積は変わらない。」     8名

と二つに分かれました。どちらの予想が正しいのか。まったく違う結果になるのか。
子供たちはワクワクしながら熱湯と氷水に金属球を入れて大きさが変わるか実験しました。
すると、実験結果に違いがあったため、子供たちの考えは、

「温めたら金属の体積がふくらむ。」12名
「温めても金属の体積は変わらない。」4名

と、またもや二つに分かれました。そのため子供たちはどちらの考えが正しいか確かめたいという気持ちになりました。「熱湯よりもっと温度を高くすれば体積がふくらむか確かめられそうだ。」という子供の発言からコンロを使って金属球を温めて実験をしました。…以下省略

このように、子供たちは空気や水や金属の体積が温度の変化で変わるか自分で実験の方法を考えて数多く試しています。子供たちは理科の学習を通して、自分で予想を立てて実験で考えを確かめる態度がどの子にも育ってきています。